恋ヶ窪用水

恋ヶ窪用水(こいがくぼようすい)は、東京都国分寺市を流れていた玉川上水の分水(明治以降は国分寺分水からの分水)のひとつである。恋ヶ窪分水恋ヶ窪村分水とも呼ばれる。

歴史

1657年に開削された国分寺分水の一部で、恋ヶ窪村を灌漑するために分水された。真姿の池の湧水も注いでいた。その後明治時代に分水口が廃止されると砂川用水の水に頼ることとなった。昭和40年代以後大半が暗渠化された。2017年12月、開削360年を記念して、国分寺市重要史跡第30号に指定された。

復元

すべてが埋め立てられていたが、一部で復元整備が完成している。また、2015年には恋ヶ窪用水路周辺緑地の整備認可が下りている[1]

脚注

  1. ^ 国分寺市
日本の用水路(疏水百選は○)
北海道地方
東北地方
青森県
  • ○稲生川用水
  • 土淵堰
  • ○岩木川右岸用水
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
関東地方
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
中部地方
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
近畿地方
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
  • ○大和川分水築留掛かり(長瀬川・玉串川)
兵庫県
奈良県
和歌山県
  • ○小田井用水
  • 藤崎井用水
  • 紀の川用水
中国地方
  • 倉敷用水
  • ○大井手用水
  • ○天川疏水
  • ○高瀬川
  • ○東西用水
  • ○西川用水
  • 八木用水路
  • ○芦田川用水
  • 寝太郎堰
  • ○藍場川
四国地方
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
  • ○山田堰井筋
  • 栃ノ木堰
九州・沖縄地方