新濃尾大橋
新濃尾大橋(しんのうびおおはし)は、愛知県一宮市東加賀野井と岐阜県羽島市下中町加賀野井の間に建設中の県道の橋で、愛知県と岐阜県の共同事業。名称は仮のものである。2012年(平成24年)10月16日着工[1]。
概要
濃尾大橋の慢性的渋滞の解消を目的として計画されている。1999年(平成11年)に架橋位置が決定されている。東海道新幹線木曽川橋梁および名神高速道路木曽川橋の下流1km付近に架橋予定であり、アクセス道路は岐阜県道118号・愛知県道135号羽島稲沢線および愛知県道129号一宮津島線のルート変更で対応するという。周辺の用地取得問題や橋建設予定地周辺に希少種の淡水魚「イタセンパラ」の生息地がある等の問題があり橋本体の着工が遅れていたが、2012年(平成24年)10月16日に着工した[2]。
橋脚工事はニューマチックケーソン工法(圧気工法)を採用し、河川内に8本の橋脚が配置される[1]施工業者は名工建設株式会社[1]。床版の施工会社は株式会社横河ブリッジ[1]。その他(舗装など)は株式会社渡邊組[1]、株式会社イチテック[1]が施工会社である。
完成は着工から10年後の2022年(令和4年)6月30日を予定していた[1]が遅れており、2021年(令和3年)1月時点での完成予定は2020年代半ばとなっていたが[3]、2023年(令和5年)8月3日の新濃尾大橋架橋促進期成同盟会の総会で、2025年度開通予定であることが報告された[4]。
なお、新濃尾大橋供用開始後の愛知県営西中野渡船(通称中野の渡し)の運航については、2023年12月時点で決まっていないが、廃止される可能性が高いと報じられている[5]。
主要諸元
ギャラリー
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 建設現場案内標識(愛知県)(岐阜県)による。
- ^ “「新濃尾大橋」が着工 愛知”. 中日新聞 (中日新聞社). (2012年10月18日). オリジナルの2012年10月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121022011337/http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121018/CK2012101802000040.html
- ^ 一宮市長メッセージ6月号
- ^ “新濃尾大橋、25年度に開通 期成同盟会総会で報告”. 中日新聞Web (2023年8月4日). 2023年8月20日閲覧。
- ^ “消えゆく渡船、橋建設で廃止可能性も 岐阜県内は2カ所のみ、江戸時代から続く交通手段”. 岐阜新聞. 2023年12月4日閲覧。
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座標: 北緯35度17分17秒 東経136度43分06秒 / 北緯35.288050度 東経136.718287度 / 35.288050; 136.718287