合成大麻

合成大麻(ごうせいたいま)とは、大麻またはハーブ類に人工的に調合された化学物質を吹き付けて製造された薬物の一種。合成カンナビノイド、偽大麻とも報道される。

概要

天然大麻に外観は類似するが、化学物質(例:テトラヒドロカンナビノール等)の種類や濃度によりドラッグとしての効果は大きく上回ることがあり[1]、しばしば集団薬物中毒事件が発生する。アメリカ合衆国内に流通している合成大麻のメジャーブランドに、K2、スパイスなどがあるが同一製造者が同一成分で作っているとは限らない。2008年頃から1回分1ドル程度で手軽に購入できるドラッグとして流行し始めたが、薬物乱用社会問題を引き起こしたことからアメリカの諸都市で製造販売が制限されている[2]

合成大麻による主な事件等

関連項目

脚注

  1. ^ “「偽大麻」に警告、通常大麻の最大100倍の作用も 米国”. AFP (2018年8月21日). 2018年8月16日閲覧。
  2. ^ “合成大麻の真実:ゾンビタウンを生み出す「K2ドラッグ」の正体とは”. ローリングストーン (2016年7月20日). 2018年8月16日閲覧。
  3. ^ “「偽大麻」で2人死亡、50人超が激しい出血 米イリノイ州”. CNN (2018年4月3日). 2018年8月16日閲覧。
  4. ^ “1つの公園で60人が薬物過剰摂取、2人重体 米東部”. CNN (2018年8月16日). 2018年8月16日閲覧。