ザ・D4

The D4
新宿ジャムでのライブ(2000年、東京都
基本情報
出身地 ニュージーランドの旗 ニュージーランド オークランド[1][2][3]
ジャンル ガレージロック[4]
インディー・ロック[4]
活動期間 1997年 - 2006年
レーベル ニュージーランドの旗 フライング・ナン・レコード[2]
日本の旗 Sony Music Japan International[2]
アメリカ合衆国の旗 ハリウッド・レコード[2]
メンバー ジミー
ディオン
ヴォーン
ビーバー

ザ・D4(ザ・ディーフォー、: The D4)は、ニュージーランドのロックバンド。1997年[注 1]に結成され[1][2][3]2006年に解散[5]

メンバー

来歴

1997年[注 1]、幼い頃から顔見知りであったディオンとジミーを中心にオークランドで結成[1][2][3]。以降、オークランドを中心にライブ活動を行い[2]、1999年にニュージーランドのレーベル「フライング・ナン・レコード」からEP『The D4』でデビュー[1][2][3]。2000年に2名のメンバーが脱退し、ベースのヴォーンとドラムのビーバーが加入[2]。同年に自費でツアーを開催し、ギターウルフのニュージーランドツアーに前座バンドとして出演[2]。これをきっかけに同年7月から8月にかけて日本東京横浜でギターウルフ等のバンドの前座を務め、初の海外公演を行う[2][1]

2001年、デビューアルバム『シックス・トゥエンティ』をニュージーランド、オーストラリアで発売[1]。同アルバムでは親交のあるギターウルフの楽曲「インベーダーエース」がカバーされている[2][7]。2002年1月にビッグ・デイ・アウト、3月にサウス・バイ・サウスウエストに出演。その後、グラストンベリー・フェスティバルレディング・フェスティバル、リーズ・フェスティバルに出演し[1][3]ヨーロッパアメリカツアーを行う[2]。ヨーロッパツアー中にクリエイション・レコーズの設立者であるアラン・マッギー(英語版)の目に留まり[2]、2002年にイギリスのインフェクシャスレコードからデビュー[1]

2003年にはアメリカのハリウッド・レコードと契約し、『シックス・トゥエンティ』を発売[2]。また、約4ヶ月に渡りアメリカ、カナダでツアーを行い、前年に引き続きサウス・バイ・サウスウエストに出演[2]。同年4月には『シックス・トゥエンティ』の日本盤をソニー・ミュージックエンタテインメントから発売し、5月に2度目の日本ツアーを行う[2]。日本では音楽番組「FACTORY」(フジテレビ)にも出演し、7月25日にはフジロックフェスティバルに出演[2][8][9]

2005年3月、アルバム『アウト・オブ・マイ・ヘッド』を発売[10]。同作品は一発録りで録音され、10日間で録音を終えた[10]。日本語詞の楽曲「酒ボム」が収録されており、歌詞の翻訳は日本人の友人が手掛けた[10]。同年4月2日、SHIBUYA-AXで開催されたイベント「BANDSTAND vol.2」に出演[10][11]。2006年に解散[5]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

発売日 タイトル 収録曲 レーベル
ニュージーランドの旗:2001年10月
日本の旗:2003年4月9日
6twenty
シックス・トゥエンティ
日本盤
  1. ロックンロール・マザーファッカー
  2. パーティ
  3. カモン
  4. パイレイト・ラヴ
  5. ランニング・オン・エンプティ
  6. レディズ・マン
  7. インベーダーエース
  8. リトル・ベイビィ
  9. リベカ
  10. ミステレックス
  11. エグジット・トゥ・ザ・シティ
  12. ハートブレイカー
  13. ゲット・ルース
  14. アウタ・ブルース[* 1]
  15. ノース・ショア・ビッチ[* 1]
  16. ジョー・オートンズ・ウエディング[* 1]
  17. ジョン・ロック[* 1]
フライング・ナン・レコード
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
ニュージーランドの旗:2005年2月25日
日本の旗:2005年3月9日
Out of My Head
アウト・オブ・マイ・ヘッド
日本盤
  1. 酒ボム (日本語)
  2. アウト・オブ・マイ・ヘッド
  3. フィール・イット・ライク・イット
  4. ホワット・アイ・ウォント
  5. トラスト・ノーバディ
  6. ストップス・ミー・コールド
  7. 沈黙の掟
  8. アウト・オブ・コントロール
  9. トゥー・ステューピッド
  10. ドゥ・ノゥ・ライト
  11. ピープショウ
  12. サヴェッジ
  13. 酒ボム (英語)
  14. ロックン・ルール
  15. ダイアモンド、ルビー、ストーン
フライング・ナン・レコード
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

EP

  • The D4(1999年9月、フライング・ナン・レコード)

脚注

注釈

  1. ^ a b ソニー・ミュージック、オールミュージックによると1998年[1][4]
  1. ^ a b c d 日本盤ボーナストラック

出典

  1. ^ a b c d e f g h i “ザ・D4 プロフィール”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2015年8月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “Vol.20 時代を飾るキウイ ニュージーランドのバンドThe D4”. E Cube Publishing Ltd.. 2015年8月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e “D4:プロフィール・バイオグラフィ・リンク”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2005年5月13日). 2015年8月4日閲覧。
  4. ^ a b c “The D4 Biography”. オールミュージック. 2015年8月4日閲覧。
  5. ^ a b “The D4”. BBC Music. 英国放送協会. 2015年8月4日閲覧。
  6. ^ “ギターウルフ、“ニューヨークで最もラウドなバンド”とガチンコツーマン”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2015年7月3日). 2015年8月4日閲覧。
  7. ^ “ギターウルフのセイジさんへ質問!”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2003年4月30日). 2015年8月4日閲覧。
  8. ^ “ヒストリー フジロックフェスティバル '15”. フジロックフェスティバル. 株式会社スマッシュ. 2015年8月4日閲覧。
  9. ^ “7/25@レッドマーキーin フジロックでのセットリスト”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2003年8月12日). 2015年8月4日閲覧。
  10. ^ a b c d “日本語詞が印象的な「サケ爆弾」を炸裂させるNZ出身の4人組ロックンローラー、ザ・D4を直撃!!”. 株式会社VIBE (2005年5月19日). 2015年8月4日閲覧。
  11. ^ “WELCOME TO JAPAN 来日アーティスト情報”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2015年8月4日閲覧。

外部リンク

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